インドへ行って来ました・・・その⑥
- Yumi Someya
- 2015年3月17日
- 読了時間: 2分
午後はさっそく現地視察です。
村の入り口から子供たちが屈託のない笑顔で群がってきます。
日本人が珍しいのでしょう。

転がして遊ぶタイヤを常に大事に抱えてるのが印象的ですね。
現地視察に赴いたカリカプール村は、
1995年に識字教育のためにグループが出来たそうです。

その後行政の指導により機織に取り組んでいましたが、
機織り機が壊れ売れ行きも思わしくなかった事から放置してしまいました。
今回の支援プロジェクトによりあらためて機織りとその製品製作の研修を受け、
WE21ジャパンの支援で織り機を一台購入し、ケーシ織りにチャレンジしています。

ケーシ織りとは着古したサリーを細く裂き、
それを糸として敷物などに再生する織物です。

今では自分たちで民家を訪問し注文を取っていて、
生産が手一杯の状態だそうです。
注文を受けた家から材料となるサリーを預かって織る場合は220ルピー。
材料から用意して織る場合は380ルピーの売上げです。
一枚の敷物を織るのに掛かる時間は約6時間。
グループ内で作業を分担し、家事の合間を見て一日で完成させるそうです。

ちなみにインドのNGOが掲げる女性の一日あたりの賃金は
最低200ルピーなので、数字の上では目標をクリアしていますね。
食事の際のおコメを一掴みへそくりとして貯めておき、
それを市場で売って工面した毎月5ルピーの貯金から初め、
毎月10ルピーに増額した貯金額は、今では23,000ルピーに上りました。
グループの貯金を担保に個人単位でもお金を借りられるようになり、
土の家からレンガの家に改修が出来たり、魚の養殖場を拡大するなど、
体系的な支援は既に良い結果を残しています。
村の女性たちと視察メンバーとの交流の場は
お互い興味が尽きず、和気藹々と時間の許す限り続きました。

印象的だったのは、村の女性たちが
「あなた達ばっかり質問しないで、私たちもあなた達の事を知りたいわ」
と言っていた事です。
確かに支援を行う側と受ける側ですが、気持ちは対等なのです。
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