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油田新聞_2016.06.30

イギリスの国民投票でEUからの離脱派が過半数を占めた事は

とてもセンセーショナルに報道されました。

投票当日まで残留派が上回る見込み、と楽観視した報道がなされ、

今更ながらあらためてインターネット、従来メディア、報道のあり方に対し違和感を覚えます。

今回の件に限ったことではないのですが、

昨今、新聞やTVの従来メディアはインターネットの即時性と検索性に煽られ、

その信憑性について疑問に思うこともしばしば。

インターネットによる出所不明な速報は端から疑いの目で見てしまいます。

(もちろん、重要なニュースの速報は疑う余地なく情報として受け入れますが)。

SNSでプッシュされる情報の殆どは、

一方からのみ論じた意見や報道の刷り込みだと言っても過言ではないでしょう。

私は社会人生活の過程で覚えた、ミーシー(MECE)という言葉が心に残っています。

赤か黒かの議論に終始して早々に結論を出すのではなく、黄色や白の存在を見極め

”漏れなく、重複なく”という前提を整えた上で判断したい、すべきだと思っています。

イギリスでは先の国民投票の結果が出た矢先から「なんか違う・・・」「ちょっと待てよ・・・」

という離脱に投票したとされる人からの意見も見受けられます。

投票の最中、速報にいちいち反応する株価や通貨。

日本も18歳から選挙権が得られる最初の選挙が近づいてきました。

溢れる情報の中で何が正しいのか。

まずはやってみる。

情報を収集してみる。自分なりに判断してみる。投票してみる。

正解などはないのでしょうが、参加しないことにはなにも始まらない事も事実です。

( D. F. )

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